商品ではないが、
人間的に
深く関わっていく
おもしろさがある
Profile
大学卒業後はカーディーラーに就職し、7年間車の販売に携わる。子どもが生まれたのを機に妻の実家がある茨城への転職を検討し、入社を決める。10年目で店長に就任。展示場の数字を管理し、メンバーの教育に取り組んでいる。
所得と休日数
前職は車の販売業です。それなりに売っていたので仕事は楽しく、やりがいがありました。店長、マネージャーに昇進したのも社内では早い方でした。転職は「妻の実家近くで子どもを育てたい」と考えたことがきっかけです。車の販売もチラつきましたが、どうせ売るなら「もっと高額な商品にチャレンジしたい」と意欲が出たんです。正直なところ「家を建てる人ってそんなにいるのか?」と思ったりもしましたが、住宅メーカーに的を絞りました。
住宅メーカーの仕事に対し、多くの家づくりに携わりたいという漠然とした思いはありましたが、具体的なイメージは湧きませんでした。ただ同じ営業職なので、転職では待遇面を重視しました。前職より所得が向上すること、年間休日が多いことです。子どもがいる生活の中で求めるようになった条件でもあります。実は他社も受けていましたが、決め手は待遇面への期待値の高さと、まだ家を建てていない自分が「ここで建てたい」と思ったことでした。
ずっと見ていける楽しさがある
転職先に求めた年間休日数は期待通りで、家族と過ごす時間が増えました。心身がリフレッシュする休日は、仕事にもいい影響を与えているようです。給与に関しては期待以上で驚きました。「頑張ればちゃんと還元してくれるんだ」「こんなにもらえるんだ」とちょっとワクワクしましたね。待遇の良さはやっぱりモチベーションになりますから。細かいことですが、車の維持に必要な費用を会社が負担してくれることも助かっています。
営業職ということでは前職と変わりませんが、車と家の販売は大きく違いました。言ってみれば車は短期決戦。来店いただいたその場の接客で決まることもよくあるパターンでした。1日1台以上のペースで売ることもありました。家は何回も相談を重ねてお客様を知り、相互の信頼を築いたうえでご契約が決まります。車が点の仕事なら家は線の仕事。お引き渡し後も線は続くので、幸せに暮らすご家族をずっと見ていける楽しさがあります。
一人ひとりに合わせて営業
車の販売で培った営業力、お客様対応はここでも活きています。ただ注文住宅の場合、自信を持って売れる優れた品質でも、売るための営業はしません。お客様が家を建てる背景やそれぞれの立場、事情を知り、一人ひとりに合わせた勧め方を考えていきます。ときには「時間をかけて決めた方がいいですよ」とアドバイスすることもあります。前職より根気が必要になりましたが、人間的に深く関わっていくおもしろさがある仕事です。
基本的な接客マニュアルはありますが、営業はそれぞれが個性を発揮し、仕事のやり方を工夫しています。営業が担当するプランニングも、お客様の要望をじっくり考え、プランを作り込んで提案するタイプがいれば、私のように打ち合わせの場でお客様と相談しながら雛型をブラッシュアップしていくタイプもいます。事前の準備はしっかり行いますが、対面でお客様との会話を楽しみながら一緒に作っていくのが自分スタイルです。
家づくりをお手伝いしたい
入社10年で店長になりました。半期ごとの目標数字であるガイドラインを切らすことなく達成してきたのを評価してもらったんだと思います。店長就任後、変わったのは仕事の責任です。以前は自分の数字をしっかりクリアすればよかったのですが、今は店舗の数字を見ながら若手の契約をサポートし、お引き渡しまで管理しなければなりません。メンバー教育も求められ、頭はフル回転ですが、自分自身が成長する機会だと思っています。
茨城県全体で見るとセキスイハイムは販売棟数トップクラスですが、私が担当しているエリアではやや苦戦を強いられています。店長として「自分たちには何が足りないのか」を考え、一刻も早くエリアトップ3まで上がることが今の目標です。メンバーの一人ひとりが前年を上回る成績を出し続け、展示場として一組でも多くのお客様の家づくりをお手伝いしたいと思っています。セキスイハイムの住まいを、地域にもっと広げていきたいですね。